さてさて、日本鉄道界きっての超美形 500系程、心踊る列車はないでしょう!
たとえ乗っていてモーター音が耳についても、 A席やE席に座ると圧迫感があるとしても、最前列・ 再後列両はじのシートが乗ってて情けない気がしたとしても…  このルックスだけで万事OK

こんな空でも飛びそうなフォルムで "ガタン、ゴトン…"と発車するその微笑ましさといったら! (^_^)
デッキでプラグドアを見るとSFっぽい感じも。

表定速度は220km/hを越え、隣駅までの平均速度では
世界第1位。ギネスブックにも載っているとか。
1998年ローレル賞を受賞していますが、
なぜグッドデザイン賞をとらなかったか不思議。

車内で「ただいま時速300キロにて走行中」という
表示が出ると誰だってドキドキするはず。
オールM車(電動車)、
出力1万8千キロのハイパワーのモーター音が心地よい〜
高速走行時の揺れも極めて少ない余裕の走りは
TGVを遥かに上回っています。
JR西日本のフラッグトレインに恥じない名列車。

モーターの出力は285kwながら、16両全車が電動車の為、編成出力は1万8240kwにもなり、
山陽新幹線内では時速300キロを叩き出します。ロングノーズは15mにも。
車両断面が円に近く、壁側のシートはやや圧迫感があるのが欠点。

もとになった試験車WIN350は東海道本線の米原駅の近くにSTAR21とともにあります。
(追加情報:確認した所、このWIN350とSTAR21は米原の自治体が誘致したもので、
実車では無く、ハリボテ状態のものだそうです …そうなのか……)


上2点はそれぞれ新大阪駅と東京駅で撮影。
一方、左は博多駅。ここでご注目頂きたいのは写真左の方、
よくは見えないとは思いますが、
向こうのホームにも500系が1編成います。
さすが、基地の傍、メインターミナル。

基地と言いましたが、500系のお家、博多総合車両所は
ひと駅向こう、博多南駅にあります。
ここまでは500系では無いのですが、
博多南線という在来線扱いの線を新幹線車両で行けます。

グリーン車のシート。
最高の乗り心地。 奮発、奮発…

上は乗務員交代の為に停車を待つ運転士。 かなりカッコつけてます。
でも、まあ、それだけ誇らしい仕事とも言えるわけで、
分かる気もします。
確かに500系のぞみを動かしているというのはすごい!!
ところで、こうして見ると
車高とドアの低さが分かって頂けると思います。
フル規格の新幹線でありながら
両端のドアからは乗降できないのはこういう訳です。

←車体側面の丸みがお分かりでしょうか?


→500系のシンボル、
フクロウの羽からアイディアを得たシングルアーム・パンタグラフ。
この500系は1997年3月22日に
博多〜新大阪間でデビュー。
同年11月29日のダイヤ改正により
東京〜博多で運転開始となりました。

上は東京駅の展示コーナー。
東京駅でモスト・フェイバリットの車種の2ショット。
ミニ新幹線のこまちと並んでも
500系の車高の低さがはっきり判ります。

車体はアルミニウム合金製。主回路はVVVFインバーター制御。 主電動機は三相誘導電動機。
台車はアクティブ(&セミアクティブ)サスペンションを備えた 高速ボルスタレス台車。
車体断面が300系より1割小さく、断面は円に近いため、 窓には曲面ガラスを採用。
風切り音の低減化を考慮し、 パンタグラフは他に類を見ない翼型で編成に2基しかない。





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