上は2階立てのTGVデュプレクス
従来の角ばっていた顔が丸くなりました。
パリ・リヨン駅にて

さて高速鉄道の話をするのならば、この列車について語らない訳には行かないでしょう…
と、言う訳でTGVです!
…ところが実を申しますと私はあまりこれが好きではなく、あまり写真もありません…ご了承ください。すみません…

乗車したのは3回、いずれもシルバ−グレーとブルーのこのカラーリングの車輌です。最初に乗ったのはリヨンからパリですが、この最初に開業した南東線だと、ほぼオレンジの(居住性悪い)車輌になります。「どうせTGVに乗るならアトランティック線の車輌が良い」と、開業したての北ヨーロッパ線に入る、パリの迂回コースでマルヌ・ラ・ヴァレー着と言うルートを選びました。
オレンジ車輌からの置き換えが進んでいる今となっては初代車輌に乗っておけば良かったかな、と思います。

TGVにちょっと好感を持ったのはパリのリヨン駅でした。
RERから乗り換えてエスカレーターを上がり、曲がり、また上がった末にやっと着いた、あの「トラン・ブルー」正面の大コンコースにずらっと並んだTGVの光景は圧巻でした!

そしてそれとうってかわったのどかな風景…
上の写真の左側は行き止まり、頭端式のホームです。なのにいつまでも尾灯にならないので不審に思って見ていると、なんと「タマ切れ」。フタを開けておじさんが電球を交換したとたん、上のようにカッ!と目を開きました。あはは、アナログだな−

アナログなのはそれだけではありません。96年にデビューした2階立てのTGVデュプレクス、なんと洗車は人力です。数人のグループがバケツとモップを持って走って来ます。 写真を撮っていたらこのアフリカ出稼ぎ部隊のお兄ちゃんズに話し掛けられました。フランス語は分からんと言っているのに気にせずいろいろと喋られました… そして写真を撮れと言い、そして、なんだかとても誇らし気にTGVを自慢していたようでした。自分達の誇りなのでしょうね、この列車は。


一等車の車内は2×1のシート配列、ヘッドレストとマクラは良いのですが、やはりシートはICEや、いえ、日本の300系の普通席にも劣ります! これでもオレンジの南東線(地中海線)よりは改善されたというのですから…
ドリンクサービスもありません。車掌さんがコーヒーや食事を買って来てくれません。

車内サービスとは関係ありませんが、発車15分前になっても出発ホームが決まらないのはいい加減すぎませんか?10本くらいの便の乗客が一同にベンチ近辺に集って発着案内を見ているというのは…!
右はディジョン駅。駅名看板がまん中にあって車体が良く見えないのですが…
併結運転です。 TGVはタルゴのような連節式で、列車方式に両端の2両が動力車なのですが、これはスイス方面に向かう列車と何かが付いているのでしょうか?

通常、客車が変わっても、牽引の客車ユニット数が増えても動力車の数は同じなので、編成出力は一緒です(南東線のみは動力車も旧式なので小さい)。 アトランティック線12両でも8800kwしかありません。ちなみに日本の500系のぞみは16両18240kwにもなります。
駅付近に止まっていた、どう見てもフランス国鉄の車…
違ったらすごいけど… てか、顔まで改造しています。いや、ナンバー付いていません。構内用のポーターカーみたいですが、公道に止めていて良いのでしょうか???
とりあえず、顔がしっかりデュプレクス以前のTGVの顔です(笑)。

TGVは全車指定ですが、日本で事前予約しなくても現地で2,3時間も待てば、当日予約もできる事が多い様です。

しかし、しまったなぁ。ホントにオレンジのいないや…





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