BLE・普通の人への旅の基礎知識 |
きっぷについて - 乗車券と特急券
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鉄道マニアではない方へ
今さら聞けない基礎知識
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鉄道旅行をする際に、まず必要なもの。 それはきっぷ(切符)です。
ではきっぷと言っても何種類もあって良く判らない、という方の為に、基本的なきっぷの種類をご説明します。
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まず一番大事なもの。 上の写真、券の上の方にも書いてある通り、「乗車券」という種類です。
いわゆる普通に"きっぷ"と言われているものの種類に属します。 運賃、つまり移動距離に応じた運搬代金です。
写真のものは大きさが違うかも知れませんが、お隣の駅迄の近距離切符と同じものです。
ただ、JRの場合、お隣の駅迄の1キロ区間の切符の事もあれば、新幹線で3時間かかる600キロの切符の事もあります。
写真のきっぷは「往復きっぷ」なので(ゆき)と書かれています。
往復切符は単純に2地点を往復する為のきっぷですので、片道だけ区間を変えたり、ルートを変えたりはできません。
しかし、片道で600キロ以上の長距離の旅行をする場合は「往復割引」で、運賃が1割引となります。
有効日数は距離によって変わって来ますので、購入の際は必ず確認して下さい。
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特急列車に乗る為には
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乗車券の次に、よく目にする機会のあるのが「特急券」です。
これは特急列車に乗る時に、乗車券と共に必要になる追加料金、特急料金のきっぷです。これは速さに対する代金と言うべきかもしれません。
これも距離によって値段は変わりますが、あくまでも速度に対する代価なので、運賃程距離ごとに細かく値段が区切られている訳ではありませんので、1駅乗っても10駅乗っても値段は一緒だったりします。
左の写真は上の方に「新幹線特急券」と書かれています。
特急列車もその設備や走行する路線の重要度の優劣によって、何タイプかに料金が分かれています。もちろん最上位にあるのが新幹線です。
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速さに対する追加料金が必要になるのはもう一つ種類があります。 「急行料金」です。
最近は特急列車が増えた分、急行列車が減ってしまいましたが、この列車に乗る場合には「急行券」が必要となります。
そうそう、特急列車というのは元々は「特別急行列車」の事ですから、急行とは基本的には変わりません。
しかし、そんな訳で現在は急行列車は主流では無い為に、料金表は特急料金より更にもっと大雑把になっています。
これらの特急券・急行券には大別して2種類あります。指定席と自由席です。
指定席は乗車する区間、日にち、列車(時間)、座席の場所を決めなければ購入出来ません。
自由席の場合は区間と日にちを決めるだけでOKです。
※指定席の場合は通常510円または500円の座席指定料が加算されます。これは乗車する日にちによって200円上下します。
この日にちによる価格変動は時刻表の一番初めの方のカラーページに記載されています。
また、東海道・山陽新幹線の場合、列車種別によってさらに加算があり、
のぞみ号を利用する場合は距離に応じて金額が 加算されます。
有効期間は自由席の場合、当日一日ですが、指定席の場合は特急券に記載されているその日その時間のみ有効です。
乗り遅れた場合、多くの区間では当日に限り、自由席での乗車が可能な場合がほとんどです。(例外あり!)
急行券の有効期間は自由席・指定席とも当日のみですが、指定席はやはりその日その時間のみが有効ですので、乗り遅れた場合は自由席に乗車する事となります。
特急・急行とも券面に記載された列車が出発する前ならば1回に限り、無手数料で乗る列車の日にち・時間を変更出来ます。
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そしてこの指定席特急(急行)券には普通席券とグリーン席券の2種類があります。 分かりにくいですね〜(笑)
「普通席」というのは自由席ではありません。
グリーン席に対しての"普通の指定席"という意味ですのでお間違えなく。
グリーン料金は言ってみれば飛行機でいう所のビジネスクラス。列車の設備に対する付加価値です。東京〜大阪間では通常時期の普通指定席の4,500円増し。 倍近くもするんですね〜
個人的意見では500系のグリーンは新幹線列車の現行車種では最高と思うのですが。(500系こだまの普通車変更車には期待してます。)
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