2008年10月5日
FUSとガンマナイフ
404 Blog Not Found:切れなくても焼ける! - 書評 - ガンマナイフ
自腹購入。こういう本があるから、献本だけには頼っていられない。
スゴい病気に対するスゴい対抗手段を、スゴい著者がスゴくわかりやすく書いた本。
スゴ本の定義に全てあてはまる一冊だ。
本書「ガンマナイフ」は、タイトルどおり、ガンマナイフを中心に、ノバリス、サイバーナイフといった次世代の放射線外科装置まで解説した一冊。
こういう方のレビュー記事を読んだ方が良い、と紹介されて見に行った
小飼 弾さんという方のブログで紹介されていた一冊、
ガンマナイフについて書かれた本なのですが、
ぜひ皆様もガンマナイフをご存じなければレビューだけでもご覧いただければと思います。
読まれた方は「あれ? これって何かに似ている…」とお思いではないでしょうか。
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実は私も少々前に、ネットでガンマナイフについて調べて読みあさっていたので
この小飼さんのレビューは「そうそう!」とちょっと違う反応で楽しませて頂きました。
私がガンマナイフに興味を持ったのは、私がFUSを受けた病院ではガンマナイフも行っていて
(これでひょっとすると何処の病院か判られた方も多いのでは 笑)
MRI室とガンマナイフが近くにあるんで、通る度に「何だろう、焦げ臭い」と思っていた事と
2度、ガンマナイフの治療を受けられる患者さんとエレベーターに乗り合わせた事からでした。
使うものは放射線と超音波と違えども、まさに考え方はFUSと同じ。
そしてあちらは私よりもっと深刻な病気に悩む方々なのですが、
これから治療を受けるというのに、しかも頭には既に金属の枠をビス止めされているというのに
にこやかで、おだやかで「いえ、全然大丈夫ですよ」とおっしゃられたのが印象的でした。
この方法が実用化された事で、どれだけ多くの方が救われた事だろうと
ガンマ処置室の前を通る度に考えるようになりました。
…しかし、保健が効くのはうらやましい限りです。
まぁ、通常の子宮筋腫はたいがいの場合、命にかかわる事はありませんからね。
この本の中では、CTやMRI画像で脳腫瘍の「ビフォーアフター」が示されているとのことですが、
FUSのビフォーアフターも、そりゃあ見事ですよ。
私の場合とても上手くいったようで、術後検診の時、
お二人の先生のどちらもMRIを見る度、「きれいに焼けてますね」とおっしゃいます(笑)。
照射回数上限ギリギリまで焼いたわけですが、予想以上に焼けたのは
固定機具がガンマナイフ程ぎちぎちでないFUSでもほとんど動かなかったからか
途中、疲れて?眠ってしまうという落ち着き具合が良かったのかは謎ですが…
それにしても、
ガンマナイフやFUS、MRI…いろいろな技術や装置が開発されて行く事は
私のように、そしてガンマナイフの治療を受けて助かった方々のように
恩恵に浴する事ができた人々にとっても、本当に幸せな事だと思います。
感謝。
投稿者 Taka : 2008年10月5日 16:21
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